この記事では、「プラオ」と「ビリヤニ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「プラオ」とは?
「プラオ」とは、インドをはじめ中近東や中国などで作られている米料理です。
発祥はパキスタンとされ、ピラフの原型になっている料理といわれます。
この料理は、細長くて食感がパラパラしたバスティマ米を用い、米を炒めてからホールスパイスなどの香辛料、野菜やマトン・鶏肉などと一緒に炊き込んで作ります。
炊き込みご飯やピラフのような料理で、香辛料の種類は少なく、辛くないのが特徴です。
主に、カレーなどほかのおかずと一緒に食べる米料理として提供されます。
「ビリヤニ」とは?
「ビリヤニ」とは、インドの代表的な米料理です。
米料理の「プラオ」が原型になっているともいわれます。
この料理は、ゆでた半生の米と「グレービー」というカレーを層にして炊き込んで作ります。
香辛料を多く使うので辛味があり、グレービーと一緒に炊き込むので味をつけなくてもそのまま食べられます。
また、異なる材料を重ねて層にしてから炊いているため、できあがった料理は食べる場所によって違う味が楽しめるのが特徴です。
地域によっても特徴が異なり、肉を使わず野菜だけで作るもの、チキン、魚を使用するものなどがあります。
「プラオ」と「ビリヤニ」の違い
「プラオ」と「ビリヤニ」の違いを分かりやすく解説します。
「プラオ」と「ビリヤニ」はインドで普及している米料理です。
前者は後者の原型になっている料理といわれ互いによく似ていますが、調理法に違いがあります。
前者はバスティマ米を使い、炒めてから具と一緒に炊き込んで作ります。
使用する香辛料は少なく辛い料理ではありません。
後者は半生の米とグレービーを層にしてから炊き込んで作り、香辛料を多く使うので味は辛いです。
「プラオ」は作り方がシンプルな料理であり、「ビリヤニ」のほうが香辛料を多く使って手間をかけて作られている料理といえます。
まとめ
「プラオ」と「ビリヤニ」はよく似ています。
「ビリヤニ」のほうが有名ですが「プラオ」がその原型になっている料理とされます。