この記事では、「引火点」と「沸点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「引火点」とは?
「引火点」は「いんかてん」と読みます。
「引火点」は、「可燃性の物質から発生する蒸気が、火を近づけたときに発火するようになる最低温度のこと」という意味があります。
その温度を越えてしまうと、発火してしまう温度のことを、「引火点」と呼びます。
そのため、「引火点」が低めの物質が住宅や建物にあると、火災を呼び込みやすくなると考えられます。
一方で「引火点」が高い物質は、燃えにくいと考えられます。
「沸点」とは?
「沸点」は「ふってん」と読みます。
「沸点」は、「液体が沸騰しはじめるときの温度のこと」という意味があります。
一般的に「沸点」という場合は、1気圧のときの温度を指します。
具体的に、水の「沸点」の場合はセ氏100度となります。
しかし、標高などが代わることで、気圧が変化すると、水の「沸点」も変化します。
また「沸点」は「沸騰点」と表現することもあります。
「引火点」と「沸点」の違い
「引火点」と「沸点」の違いを、分かりやすく解説します。
「引火点」は、「可燃性の物質から発生する蒸気が、火を近づけたときに発火するようになる最低温度のこと」という意味があります。
一方で「沸点」は、「液体が沸騰しはじめるときの温度のこと」という意味があります。
このように「引火点」は「火がつく温度のこと」を意味するのに対して、「沸点」は「沸騰する温度のこと」を意味するという違いがあります。
「引火点」の例文
・ 『引火点を知り、危険を回避する』
・ 『引火点の低い物質は、火災を呼び込みやすい』
「沸点」の例文
・ 『山の上では、沸点が下がる』
・ 『沸点が低い彼氏なので、扱いが面倒だ』
まとめ
「引火点」と「沸点」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。