この記事では、「深谷ねぎ」と「下仁田ねぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「深谷ねぎ」とは?
深谷ねぎとは、埼玉県の深谷市を中心とする地域で栽培されている根深ねぎのことをいいます。
深谷市はねぎの栽培が盛んで、深谷ねぎはブランドねぎの1つとして知られています。
甘味が強いのが特徴で、その甘さは果物にも匹敵します。
それから繊維のきめが細かくて柔らかいです。
また、白い部分が多く見た目にも美しいといわれています。
深谷ねぎという品種があるわけではなく、深谷地方で栽培されているねぎを深谷ねぎと呼んでいます。
深谷市周辺の地域も含まれます。
「下仁田ねぎ」とは?
下仁田ねぎとは、群馬県の下仁田町などで栽培されている根深ねぎをいいます。
株が分かれない1本のねぎで、太くて短いのが特徴です。
殿様ねぎと呼ばれることもあります。
下仁田ねぎは江戸時代には既に栽培されており、幕府や大名への献上品とされるなどその品質は高く評価されていました。
生のままだと強い辛味がありますが、加熱調理すると甘くなります。
そのためすき焼きなど鍋料理などに用いられることが多いです。
煮ることで甘味が増し、コクが出ます。
下仁田と名前が付いていますが、現在は下仁田町以外に栽培している地域もあります。
「深谷ねぎ」と「下仁田ねぎ」の違い
深谷ねぎも下仁田ねぎも根深ねぎの一種ですが、栽培されている地域には違いがあります。
埼玉県深谷市を中心に栽培されているのが深谷ねぎで、群馬県下仁田町を中心に栽培されているのが下仁田ねぎになります。
また、形も違っていて深谷ねぎは細長い形をしています。
それに対して下仁田ねぎは、短くて太いのが特徴になります。
まとめ
深谷ねぎも下仁田ねぎも根深ねぎの一種ですが、栽培されている地域は違います。
埼玉県深谷市を中心に栽培されているのが深谷ねぎで、群馬県下仁田町を中心に栽培されているのが下仁田ねぎです。
