「奨学金」と「借金」の違いとは?分かりやすく解釈

「奨学金」と「借金」の違い金融・経済

この記事では、「奨学金」「借金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「奨学金」とは?

「奨学金」とは?

「奨学金」とは、金銭的な事情から進学が難しい人に対して貸し出されるお金のことです。

主に大学進学の為に用いられますが、その他の専修学校などにも利用することができます。

民間から提供されるものもありますが、一般的にこの「奨学金」と言えば、日本学生支援機構のそれのことを指します。

金額は申し込んだ内容によって審査で決定され、在学中に毎月受け取るもので、返済は卒業してからになり、在学中の金利は免除されるという特徴があります。

尚、返済の必要のない種類の「奨学金」も存在しますが、保護者の収入面や進学先などに大きく制限があり、こちらを受けるのはかなり難しく、原則的には返済が必要だと考えておいて構いません。

「借金」とは?

「借金」とは?

「借金」は、「借りたお金」全般に使うことができます。

「あいつに2万円ほど借金がある」とすれば、その人から約2万円借りていると言っていると同じで、「住宅ローンの借金がまだ残っている」のように、何かしらの返済するべきお金を抱えていることや、その金額に対して使われる言葉です。

クレジットカードの利用も、実はこれに当たります。

1回払いだとしても、その支払いが済むまではその金額分の「借金」を抱えているという扱いになり、先の「奨学金」もこれのうちの1つだと表現していいでしょう。

「奨学金」と「借金」の違い

「奨学金」と「借金」の違い

「奨学金」「借金」の違いを、分かりやすく解説します。

「奨学金」は、名称からはあまりその感じは受けませんが、立派な「借金」という扱いになります(返済の必要がないものは除きます)。

「借金」は、借りているお金で、返済が必要なもの全般に対して使われます。

人からちょっと借りたというお金もそのように表現でき、他に住宅ローンやカードローン、クレジットカードでの支払いなど、その場で全額の支払いを済ませなかった場合には、残りの金額は全てこのように呼ぶことができます。

まとめ

まとめ

「奨学金」「借金」は、このような違いがあります。

原則的に返済が必要になる「奨学金」は、「借金」のうちの1つだと覚えておいてください。