「受託者」と「受益者」の違いとは?分かりやすく解釈

「受託者」と「受益者」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「受託者」「受益者」の違いを分かりやすく説明していきます。

「受託者」とは?

「受託者」とは?

「受託者」の意味と概要について紹介します。

意味

「受託者」「じゅたくしゃ」と読み、「ある人(委託者)から財産を託されて、管理をする人のこと」という意味です。

委託者と契約を交わして財産管理を任される人のことを言います。

概要

委託者と契約を交わしてビジネスとして財産管理をする場合、現在日本で「受託者」となり得るのは「信託銀行」に限られています。

ビジネスとしてでなければ、家族が「受託者」になれます。

「受託者」が管理できる財産は「信託契約書」に記載されていることだけです。

財産と言っても「不動産」「現金」「その他資産」などがあり、契約書に「不動産のみ」と記載されていた場合、現金やその他資産は管理できないのです。

「受益者」とは?

「受益者」とは?

「受益者」の意味と概要について紹介します。

意味

「受益者」「じゅえきしゃ」と読み、「託された財産を運用して利益が発生した時に、受け取れる人のこと」という意味です。

基本的に「委託者」「受益者」は同一人物であることが多くなります。

概要

「委託者」「受益者」の場合、自分の財産ですので贈与扱いにならず税金も発生しません。

信頼できる第三者に管理を託して自分は楽ができるのです。

「受益者」には特に制限はなく、本人でなくても、第三者や法人、子供や子孫んども指定できます。

また、一人ではなく複数の人を「受益者」に指定できるのです。

「受託者」と「受益者」の違い!

「受託者」と「受益者」の違い!

「受託者」は、「財産を委託されて管理をする人のこと」です。

「受益者」は、「受託者が財産を運用して得た利益を受け取れる人のこと」です。

まとめ

まとめ

「受託者」「受益者」は立場が違います。

賢い財産運用の方法として覚えておきましょう。