「ケチ」と「堅実」の違いとは?分かりやすく解釈

「ケチ」と「堅実」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「ケチ」「堅実」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ケチ」とは?

「ケチ」とは?

「ケチ」とは、何かに付けて出し渋るという意味、またはそのような人を指して使う言葉です。

「あいつは、何かにつけてケチだから」と使うと、その人が何についても出し渋るような人だという意味になります。

「ケチなことをするな」のように使った時には、その出し渋りはいかがかものかと言っているのと同じで、極力お金や物は出したがらない、むしろ溜め込みたいと考えている人がこの言葉で表現されると考えてください。

「堅実」とは?

「堅実」とは?

「堅実」とは、手堅い様子の表現になります。

「堅実な方を選ぼう」と用いると、手堅い方にしようと言っており、「堅実な人だ」とすれば、何事にも堅く考える(構えている)人だという意味になります。

人がこのように表現される時には、無理に何かしようとは思わず、キャンブルのような賭け事にも興味がなく、堅い人生を送っている人だと考えていいでしょう。

ただし、基準などがある訳ではないので、周りと比べて比較的そうだといった意味で使われることも多いです。

「ケチ」と「堅実」の違い

「ケチ」と「堅実」の違い

「ケチ」「堅実」の違いを、分かりやすく解説します。

「ケチ」は、ともかく出し惜しむこと、そのような人に対して使われます。

「吝嗇」(りんしょく)と使ってもほとんど同じ意味になり、「ケチ」を難しく表現した言葉だと考えて構いません。

「堅実」は、手堅いという意味で使いますが、その程度についての言及は一切ない言葉なので、相対的な表現になります。

例えば、競馬に手を出すという行為は、一般的にはこの「手堅い」とは言い難いものの、本命しか買わないという賭け方は、穴ばかり狙うような人と比較して「手堅い」と使えるという具合です。

まとめ

まとめ

「ケチ」「堅実」は、このように違う言葉です。

「堅実」なことが、「ケチ」だと思われるような場合もありますが、本質的には全く異なり、特に出し惜しむというニュアンスは含まれていません。