この記事では、「地区」と「地域」の違いを分かりやすく説明していきます。
「地区」とは?
「地区」の意味と概要について紹介します。
意味
「地区」は「ちく」と読み、「ある一定の位置で区切られた範囲内の場所」という意味です。
区画によりどこまでと決まっていて、区分けする為の名前が付いている範囲のことを言います。
概要
「地区」は、「地域」よりも限定された範囲を表し、「地区」の名前を言えばどこの場所のことか、すぐにイメージできます。
一般的に都市の一部の場所を表しますが、行政により管轄されているものではありません。
それぞれきっちりと境界線が決まっていて、その範囲内のことというニュアンスになります。
「地域」とは?
「地域」の意味と概要について紹介します。
意味
「地域」は「ちいき」と読み、「ある一定範囲の土地のこと」という意味です。
境界線はあるのですが、絶対にここ、という意味は薄くなり、その周辺一体を表しています。
概要
「地域」は、「土地の区域」のことであり、一定の区切りでの範囲を表します。
「地区」と同じ意味で使われることも多いのですが、「地区」よりも広範囲で、複数の「地区」を含むこともあります。
建築基準法で、行政上の目的で土地の利用方法を表す言葉としても使われ、」「商業地域」「工業地域」などがあります。
また、漠然と広大な範囲を表すこともあり、「自然環境保全地域」などにも使われます。
「地区」と「地域」の違い!
「地区」は、ある一定の位置で区切られた範囲内の土地で、限定的場所のことを言います。
「地域」は、あるまとまりを表す範囲の土地のことで、広範囲に渡ることもある場所を言います。
まとめ
「地区」と「地域」は非常に似た言葉ですが、「範囲が広い・狭い」で判断します。
法令で決まっていることが多いので、間違えることは少ないと言えます。
