「不慮の事故」と「交通事故」の違いとは?分かりやすく解釈

「不慮の事故」と「交通事故」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「不慮の事故」「交通事故」の違いを分かりやすく説明していきます。

「不慮の事故」とは?

「不慮の事故」とは?

「不慮の事故」とは、予測がつかず、偶発的に起こってしまった事故のことです。

例えば、道を歩いていたところ、風でどこかの看板が飛んできて、その直撃を食らってしまったといったようなことがこの「不慮の事故」に該当します。

何の前触れもなく、突然足元が崩れて落下してしまった、赤信号を無視した車が突っ込んできたなどというケースもこれに当たり、事前に注意しようがない事故のことだと考えると分かりやすいでしょう。

よって、ある程度は予見できたものに対しては使わない表現になります。

「交通事故」とは?

「交通事故」とは?

「交通事故」は、交通手段が絡む事故の総称です。

自動車に当てられた、はねられたといったことから、自転車同士やそれと人との衝突もこれに含まれ、電車が人を轢いてしまったという場合もこの「交通事故」と表現できます(その場合には、「鉄道交通事故」と呼んでいます)。

船舶の事故もこれに入りますが、あまり一般的な使われ方ではなく、主に自動車やバイク、自転車、そして鉄道まで含んだ、これらによる事故が「交通事故」と表現されると考えていいでしょう。

「不慮の事故」と「交通事故」の違い

「不慮の事故」と「交通事故」の違い

「不慮の事故」「交通事故」の違いを、分かりやすく解説します。

「不慮の事故」は、思ってもいない事故のことで、言ってしまえば「不運」としか表現しようがありません。

何かしらの予防対策がとれる可能性があった事故に使うことはなく、全くの偶発的なものになります。

「交通事故」は、理由の如何を問わず使われる言葉で、広義では乗り物が絡んだ事故となり、実際の使われ方としては、先のように自動車などの陸上での乗り物の事故に対して用いられることがほとんどです。

航空機の事故は「航空事故」と呼ばれ、原則的にこの「交通事故」に含めません。

まとめ

まとめ

「不慮の事故」「交通事故」は、このように違います。

「交通事故」は、起こってしまった理由とは関係なく、乗り物が絡めば使える言葉となっています。