「炭田」と「鉱山」の違いとは?意味を詳しく解釈

「炭田」と「鉱山」の違い言葉・カタカナ語・言語

「炭田」「鉱山」は、その意味を混同されやすい似た語感を持つ言葉です。

「炭田」という表現は「炭田で石炭を採掘していました」といった文章で使い、「鉱山」という表現は「鉱山で金の鉱脈を発見しました」といった文章で使われますが、「炭田」「鉱山」の意味の違いはどこにあるのでしょうか?

「炭田」と「鉱山」各々の解釈

「炭田」と「鉱山」各々の解釈

「炭田(たんでん)」「鉱山(こうざん)」のそれぞれの意味や使い方の解釈をします。

「炭田」の意味や使い方

「炭田」という表現は、「炭量・炭質共に経済的価値のある石炭層が存在していて採掘が可能な地域」のことを意味しています。

「炭田」という表現の使い方は、「燃料などとして使用できる経済価値のある石炭が採掘できる石炭層・夾炭層(きょうたんそう)がある地域」を指して使うという使い方になります。

「鉱山」の意味や使い方

「鉱山」という表現は、「資源として活用できる鉱物(石炭含む)を採掘・選鉱・製錬している山地」「資源価値のある鉱物を工業用原料として供給する事業所」を意味しています。

「鉱山」という表現の使い方は、「金・銀・銅・すず・鉄・石炭などの工業に利用できる鉱物資源を採掘して精錬している事業所」という意味合いで使う使い方になります。

「炭田」と「鉱山」の違い

「炭田」と「鉱山」の違い

「炭田」という言葉は、「経済的価値のある石炭層が存在していて採掘可能な地域」のことを意味しています。

それに対して、「鉱山」という言葉は「石炭も含めた金・銀・銅・すず・ニッケルなどの鉱物資源を採掘・製錬している事業所」のことを意味しているという違いがあります。

「炭田」では「石炭」だけしか採掘されませんが、「鉱山」では「石炭以外の各種の工業用原料となる鉱物」も採掘できるという明らかな違いがあるのです。

まとめ

まとめ

「炭田」「鉱山」の意味の違いについて解説してきましたが、「炭田」の表現は「経済価値のある石炭を採掘可能な地域」を意味していて、「鉱山」の表現は「石炭も含めた各種の工業用原料となる鉱物を採掘・製錬している山や事業所」を意味しているという違いがあります。

「炭田」「鉱山」の意味の違いを正しく理解して、内容や文脈、シチュエーションに応じて的確に使い分けていきましょう。