この記事では、麻雀の「暗カン」と「明カン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「暗カン」とは?
「暗カン」は、麻雀で手牌に同じ牌が4つ揃った時に行うことができます。
麻雀では同じ牌は4枚ずつしかない存在しない為、その牌がもう無くなったと示す必要から、ポンやチーと同じように、自分の場の右に副露します。
この時に、4枚とも表で見せた後に、両端を裏にしておきます。
これによって、下記の「明カン」と一目で区別が付きます。
この4枚で槓子と呼び、刻子(暗刻)と同様の扱いになり、16符(幺九牌なら32符です)の計算です。
尚、副露はしていますが、この鳴きだけであれば、面前の状態のままです。
また、この時には1枚手牌が減ってしまうので、その分は王牌から持ってきて、カンドラが1枚めくられます。
ドラが増えることになり、リーチがあればその裏ドラも有効になります。
「明カン」とは?
「明カン」は、既にポンしていた刻子と同じ牌を引いた時に、それも加えて槓子とすること、または手牌にある刻子と同じ牌が捨てられた際に、鳴いて副露して作ることもできます。
「暗カン」と同様に、王牌から1枚持ってきて、カンドラも増えますが、どちらの場合も面前扱いにはならず、これで8符(幺九牌なら16符)の計算です。
手牌からの場合は「大明カン」と呼ばれ、その王牌でツモった場合には、捨て牌をした人の「責任払い」になるというルールがあります。
「暗カン」と「明カン」の違い
「暗カン」と「明カン」の違いを、分かりやすく解説します。
それぞれの詳しい説明は上の通りですが、「明カン」の時には、その人が捨て牌をした時点でカンドラが有効になります。
「暗カン」では、その瞬間から有効だという大きな違いがあるので、これを覚えておきましょう。
まとめ
「暗カン」と「明カン」は、このような違いがあります。
待ち牌の変わらない「暗カン」は、リーチ後でも行うことができます。
しかし、これらの説明は全て基本的なもので、この点と、先の責任払いのルールは採用されていない場合もあるので注意してください。