「該当者」と「対象者」の違いとは?分かりやすく解釈

「該当者」と「対象者」の違い言葉・カタカナ語・言語

「該当者」「対象者」は類似した意味を連想させる紛らわしい二つの言葉ですが、「該当者」「対象者」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「該当者」「対象者」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。

「該当者」とは?

「該当者」とは?

「該当者(がいとうしゃ)」という言葉は、「特定のある条件・資格・指定などに当てはまっている人物」「ある条件・要素を上げて問題とされている人物」を意味しています。

例えば、「該当者がいなければ今回の募集は締め切らせて頂きます」「該当者の方は挙手をお願い致します」といった例文で使うことが可能なのです。

「対象者」とは?

「対象者」とは?

「対象者(たいしょうしゃ)」という言葉は、「ある行為・商品の目標(ターゲット)にされている人物」を意味しています。

「対象者」という表現は、「ある行為をするのにふさわしいとされている人」「ある商品を使用したりある作品を観賞(閲覧)したりするのに適切である(問題がない)とされている人」の意味も持っています。

例えば、「今回の人材募集の対象者は、大学院で修士号か博士号を取得した方になります」のような文章で使用することができます。

「該当者」と「対象者」の違い!

「該当者」と「対象者」の違い!

「該当者」「対象者」の違いを、分かりやすく解説します。

「該当者」「対象者」「ある条件・資質・物事などと関係している人物」を意味している言葉ですが、「該当者」「対象者」と比べて「ある特定の条件・資格・要因などにきれいに当てはまっている人」の意味のニュアンスが強いという違いがあります。

「該当者」「ある特定の条件・要因・資格などに当てはまっている人」を指しているのに対して、「対象者」「ある行為・活動・商品(製品)が目標・目的としている人」を指しているという違いを指摘できます。

そのため、「該当者はいません」の文章は「その特定条件に当てはまる人はいません」の意味になりますが、「対象者はいません」というと「ある活動・商品などにふさわしいとされている人はいません(R12指定の映画で、11歳以下の子供しかいませんなど)」という違う意味合いを持つ文章になってきます。

まとめ

まとめ

「該当者」「対象者」の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「該当者」という言葉は、「特定のある条件・資格・要因などに当てはまっている人」を意味しています。

それに対して、「対象者」という表現は「ある行為・商品の目標・目的になっている人」「ある製品の利用やゲームの使用などにふさわしいとされている人(それらを使っても問題ないとされている人)」の意味を持っています。

「該当者」「対象者」の意味の違いを知りたい時には、この記事の説明を読んでみてください。