「守る」と「護る」の違いとは?分かりやすく解釈

「守る」と「護る」の違い言葉・カタカナ語・言語

「守る」「護る」はほとんど同じ意味を連想させる区別しづらい二つの言葉ですが、「守る」「護る」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「守る」「護る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「守る」とは?

「守る」とは?

「守る」という言葉は、「攻められたり侵されたりしないように防ぐこと」「約束(決められたこと)や規則に従うこと」を意味しています。

「守る」は、「目を離さずにずっと見まもること」の意味合いも持っています。

「守る」という表現は、「敵の攻撃から基地を守っています」「友達との約束を守るつもりです」「子供を見守るボランティアをしています」といった例文で使用することが可能です。

「護る」とは?

「護る」とは?

「護る」という表現は、「攻撃や侵害をされることがないように防御すること・相手の攻撃や犯罪を防ぐこと」の意味を持っています。

「護る」という言葉は英語の“guard”(ガード)のニュアンスに近くなっていて、「守護する・防護する」といった意味のニュアンスがあるのです。

「護る」という表現は、「大切な人を暴漢から護りました」「重要拠点を護るための部隊が少なすぎます」といった文章で使うことができるのです。

「守る」と「護る」の違い!

「守る」と「護る」の違い!

「守る」「護る」の違いを、分かりやすく解説します。

「守る」にも「護る」にも「攻撃・侵害をされないように防ぐこと(守備すること)」の意味がありますが、「守る」には「護る」にはない他の複数の意味がある違いを指摘できます。

「守る」という言葉には「約束を守る・法律を守る」という文章で使われるように、「決められたことや規則に従う」という意味があります。

また「守る」には「目を離さずにずっと見まもる」の意味もありますが、「護る」にはそれらの「守る」の意味合いがないという違いがあります。

さらに「常用漢字表」の音訓欄には「護る(まもる)」の読み方が挙げられていないので、公式の文書や学校のテストでは「護る」ではなく「守る」を使うという違いもあるのです。

まとめ

まとめ

「守る」「護る」の意味の違いを分かりやすく解説しましたが、いかがだったでしょうか?

「守る」という言葉は、「攻められないように防ぐこと・約束や規則に従うこと・見まもること」を意味しています。

それに対して、「護る」というのは「攻撃(侵害)されることがないように防御すること」の意味を持っています。

「守る」「護る」の意味の違いを詳しく調べたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。