この記事では、腕時計の「クオーツ式」と「機械式」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クオーツ式」とは?
「クオーツ式」とは、水晶(クオーツ)体の振動によって時を刻むタイプの時計です。
その振動は電気によって起こる為、その為の電池が入っており、中にはそれが太陽光で充電できる仕組みのものもあります。
この「クオーツ式」の時計は、正確性が魅力で、2日に1秒の誤差もないほどのそれがあるものも多く存在します。
また、そこまで精度を求めないのであれば、比較的安価で購入できるのも特徴だと言っていいでしょう。
このタイプの時計の登場で、腕時計が一般に普及したのは間違いありません。
「機械式」とは?
「機械式」の時計は、電気は使わず、物理的な原理によって動いています。
内部に振り子が入っている「自動巻」タイプ、またはネジになる竜頭を巻き、その分が動力となる「手巻」の2つのタイプに分かれ、前者は腕に着けているだけで、その動きによって自動的にネジが巻かれるという仕組みになっており、後者は都度自分で竜頭によって巻く必要があります。
比較的手間のない「自動巻」の方が普及していますが(こちらは、自分でネジを巻くこともできます)、精度は「手巻」と共に「クオーツ式」の相手にはならず、1日で10秒以上も狂ってしまうこともしばしばです。
それでも人気があるのは、電池を使っていないというメカニカルな仕組みが興味深いからこそで、高級時計と呼ばれるものは、ほとんどが「機械式」となっています。
「クオーツ式」と「機械式」の違い
「クオーツ式」と「機械式」の違いを、分かりやすく解説します。
精度だけなら、圧倒的に「クオーツ式」の方ですが、「機械式」は、そのような構造で精度を出せる仕組みが魅力だと言われています。
高級時計でも、平気で1日に何秒も狂うことがありますが、そのようなことは気にせずに使うのが「機械式」だと言っていいでしょう。
それを求めて使うような時計ではありません。
まとめ
「クオーツ式」と「機械式」は、このように違います。
「機械式」は、「クオーツ式」より高価な物が多く、高いものでは、1000万円以上もするものが普通に存在しているくらいです。