「改善」と「改良」の違いとは?分かりやすく解釈

「改善」と「改良」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「改善」「改良」の違いを分かりやすく説明していきます。

「改善」とは?

「改善」とは?

「改善」とは、悪かった(と思われる)点を直すことに使われる言葉です。

「機能の改善が求められる」と使うと、機能に何かしらの問題があり、それを直す必要があると言っていることになります。

よって、この言葉を使う場合には、何かしらの悪い点があると考えていいでしょう。

対象は、先の機能のような物理的なものだけでなく、「その態度が改善されない限り~」と使ったり、「待遇の改善を求める」のような用い方もされる言葉です。

「改良」とは?

「改良」とは?

「改良」とは、今より優れた状態にすることの表現になります。

「現行品が改良された新型が、いよいよ来月発売されるようだ」などという使い方になる言葉で、それが今よりよくなるという場合に用いられます。

何か悪い点があった場合に、その「改善」と共に「改良」されることもあり、「不具合点の修正も含めて、改良したバージョンを公開した」などと使われた時がそれに当たると考えてください。

ただし、ソフト(機能や操作面)、及びハード(機械)的な対象にのみ使える表現となっており、「態度の改良」「待遇の改良」などとは用いないので注意してください。

「改善」と「改良」の違い

「改善」と「改良」の違い

「改善」「改良」の違いを、分かりやすく解説します。

「改善」は、悪かった点の修正に当たる言葉で、元の状態に戻すというニュアンスになります。

「改良」の方は、それも含めて、今より優れた状態にするという解釈になりますが、「製品の改良」「機能の改良」といったように、使える対象が限られています。

「改善」は、対象が広いのが特徴で、先の態度や待遇から、職場環境、業績などにまで用いることができます。

まとめ

まとめ

「改善」「改良」は、このように違います。

「改良」は、使える対象には「改善」の意味も含めることができると覚えておくといいでしょう。