「決裁」と「決済」の違いとは?分かりやすく解釈

「決裁」と「決済」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「決裁」「決済」の違いを分かりやすく説明していきます。

「決裁」とは?

「決裁」とは?

「決裁」とは、その案の可否を決定する行為のことです。

その権限があるからこそ行えるもので、一般的な会社においては、上司が部下から出された案に対して行います。

「部長の決裁を仰ぐ必要がある」「まだ決裁が下りないので、もう少し待って欲しい」などと使われる言葉で、これが下りた、通ったとされた場合、提出した案が無事許可されたという解釈になります。

「決済」とは?

「決済」とは?

こちらの「決済」は、金銭的な貸し借りの清算、もしくは支払いのことで、これによってその金銭的な案件が完了すると考えていいでしょう。

「クレジットカードで決済した」と使うと、クレジットカードで支払いをしたという意味になり、各種の金融取引では、「決済するまでは、含み益に過ぎない」などといった使い方もよく聞かれます。

この場合、所有している銘柄がいくら値上がりしようとも、現金に清算するまでは利益として確定した訳ではない(見掛け上の利益として計上されているだけ)という解釈になります。

「決裁」と「決済」の違い

「決裁」と「決済」の違い

「決裁」「決済」の違いを、分かりやすく解説します。

「決裁」は、自分より上の立場の人による可否を決定のことで、「決済」は、金銭的な清算のことです。

読みが同じ「けっさい」なので、パソコンなどでの漢字変換の際に間違えないように注意してください。

覚え方としては、「決裁」には、「裁判」にも使われる「裁」という字が入っている為、そこから判断が絡む方だと考えることができます。

間違えやすいのは、「決済書類」「決裁書類」といった使い方で、どちらもビジネスではよく見聞きする言葉なだけに、違う方にしないように気を付けてください。

まとめ

まとめ

「決裁」「決済」には、このような違いがあります。

ビジネスで多用される言葉なだけに、きちんと使い分けてください。