「横領」と「着服」の違いとは?分かりやすく解釈

「横領」と「着服」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「横領」「着服」の違いを分かりやすく説明していきます。

「横領」とは?

「横領」とは?

「横領」とは、自分が管理している対象を勝手に自分のものとしてしまうことで、主に職務上でそれができる立場にある人が行った時に使われる言葉になります。

例えば、経理の担当者が会社のお金を自分の口座に振り込んだといった時がこれに当たり、世に聞く「横領事件」と言えば、多くはそのようなケースです。

在庫管理の役目の人が、その在庫の一部を自分のものにしてしまった時にも立派にこの「横領」となり、言葉の意味には含まれませんが、実際にはそのような会社や公共の所有のものが対象になると考えていいでしょう。

「着服」とは?

「着服」とは?

「着服」とは、不正にこっそり自分のものにすることです。

例として、お釣りが7000円あるにも関わらず、5000円だと言い張り、残りの2000円をもらってしまったといった時がこの「着服」に当たります。

先の「横領」と似た意味になりますが、こちらは不正な手段で自分のものにしたという表現になり、管理している対象でなくとも使える言葉です。

誤魔化したり、嘘をついて自分のものにした(する)時に使うと表現すると分かりやすいでしょう。

「横領」と「着服」の違い

「横領」と「着服」の違い

「横領」「着服」の違いを、分かりやすく解説します。

「横領」は、それを管理する立場にある人が、勝手に自分のものにしてしまうことです。

先の経理の例が分かりやすく、所属団体のお金を何年もかけて、合計で何億円も「横領」していたという事件が実際にもありました。

「着服」は、不正に自分のものにするという表現になり、「集金に回ったうちのいくらかを着服していたらしい」といったような使われ方になります。

どちらも犯罪行為になる可能性がとても高い為、決してやってはいけません。

まとめ

まとめ

「横領」「着服」は、このような違いになります。

似た意味ですが、使うシチュエーションが異なり、管理しているものの「着服」は、「横領」と呼ぶという関係になります。