この記事では、「理科」と「科学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理科」とは?
「理科」とは、学問として、数学(算数)以外の自然分野に対する学習や研究になり、その中で分野として「科学」や「物理学」、「化学」などに分かれています。
「科学」については後述しますが、「物理学」は、自然界における現象に法則性を見出すことが主な目的になり、「化学」は、物質同士の反応による作用、及び新たな物質の発見などの研究になります。
この「理科」には、実験が欠かせない要素となっており、実際に行ってみてこその学問だと考えていいでしょう。
「科学」とは?
「科学」は、「理科」の中の一分野で、物事の起こる原因や仕組みの説明になります。
世の中で起こる様々な現象に対し、道筋を立てて考え、証明していく学問で、先の「物理」や「化学」も、広義にはこの中に入ることになりますが、それらと区別する為に「自然科学」と呼ぶことがあります。
そもそも「理科」として、数学とは区別されていますが、その数学による計算が必要なことがこの「理科」では少なくありません。
中でも、「科学」にはそれは欠かせない要素となっており、「科学者」は、同時に「数学者」でもあると考えられています。
「理科」と「科学」の違い
「理科」と「科学」の違いを、分かりやすく解説します。
「理科」の中の一分野が「科学」となり、その「科学」は、数学的な要素を多分に含んでいる学問です。
「科学」の内容から、世の中の物事の仕組みは全て「科学」で証明できるとさえ言われることがありますが、実際にはそうもいかないこともあるもので、そういった事柄は「非科学的現象」と表現されます。
例えば、霊的な要素が絡むと考えられる事柄がそれに当たり、「科学的」には「ありえない」と切って捨てられてしまうものですが、絶対にそうではないという証明もできないのが現実です。
まとめ
「理科」と「科学」は、このような関係になります。
「理科」には、他に地層の研究などを行う「地学」という分野もあり、地震の研究などがそれに当たります。