この記事では、「陶酔」と「恍惚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「陶酔」とは?
「陶酔」の意味と使い方について紹介します。
意味
「陶酔」は「とうすい」と読み、「お酒を飲んで気持ち良く酔うこと」「心を奪われてうっとりすること」という意味です。
使い方
「陶酔」は、実際にお酒を飲んで良い気分になっていることの他に、何かに魅せられてしまい、まるでお酒を飲んでいる時の様にうっとりとするという意味もあります。
すっかり満足してしまい、我を忘れてぼうっとした状態になることを言います。
「陶」は「焼き物」「教え導くこと」「打ち解けて楽しいこと」「もやもやして晴れないこと」など様々な意味があります。
「酔」は「よう」とも読み、「お酒によりいつもの状態でなくなる」「意識をなくす」「心を奪われる」という意味です。
「陶酔」で、「いつもと違う状態になるほど楽しいことで心が一杯の状態」という意味で使われているのです。
「恍惚」とは?
「恍惚」の意味と使い方について紹介します。
意味
「恍惚」は「こうこつ」と読み、「ものごとに心を奪われてうっとりとする様子」「意識がはっきりしない様子」「高齢者がぼんやりしている様子」という意味です。
使い方
「恍惚」は、「周囲のことが分らなくなる程何かに心を奪われて、朦朧(もうろう)としている状態」のことです。
平常心ではなくなりぼうっとしてしまい、我を忘れてしまうことを言います。
「トランス状態」とも言われ、現実から離れて自分の意識の中に入り込んでしまっている状態です。
そのことから、「恍惚」は「性的にうっとりとする」と意味も含んでいます。
「陶酔」と「恍惚」の違い!
「陶酔」は、「満足してうっとりしている様子」です 「恍惚」は、「周囲が分らなくなるくらいうっとりしている様子」です。
まとめ
「陶酔」と「恍惚」は、「うっとりする」度合いが違います。
声をかけてすぐに現実に戻って来るかどうかで使い分けましょう。