「小児」と「児童」の違いとは?分かりやすく解釈

「小児」と「児童」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「小児」「児童」の違いを分かりやすく説明していきます。

「小児」とは?

「小児」とは?

「小児(しょうに)」とは「小さい子供」を意味する言葉で、主に「医学用語」として使われています。

「小児」という言葉は、「小児科・小児医療・小児医学・小児病棟・小児健診」といった医学関連の用語の一部で使われることが大半になっています。

「小児」には具体的な年齢の定義はありませんが、一般的に小児科では「中学生くらいの年齢までの子供(おおむね15歳以下の子供)」といった認識が持たれています。

ただし小児科医によっては、「成人(20歳・現在は18歳)に満たない子供」という認識を持っていることもあります。

「児童」とは?

「児童」とは?

「児童(じどう)」とは、「学校教育法を根拠として主に小学生の年齢に相当する子供・6~12歳の年齢の子供」を意味している言葉です。

ただし「児童」には複数の定義があり、「待機児童」という用語で使われるように、例外的に「小学生未満の乳幼児」のことを「児童」と呼ぶこともあります。

また「児童」は、「児童福祉法」を根拠として「18歳未満(0~17歳)の子供」を意味することもあります。

「小児」と「児童」の違い!

「小児」と「児童」の違い!

「小児」「児童」の違いを、分かりやすく解説します。

「小児」「児童」もどちらも「大人ではない子供」を意味している点では共通していますが、「小児」「医学用語として使われるケースが大半である」という違いを指摘できます。

「小児」「小児科・小児医療・小児病棟」などの医学用語として使われることが多い言葉で、それ以外の領域ではほとんど使われません。

それに対して、「児童」「主に小学生の年齢の子供(学校教育法では6~12歳の小学生)」「児童福祉法では18歳未満の子供」を意味しているという違いを指摘できるのです。

また「小児」「具体的年齢の定義がない(おおむね15歳以下の子供・中学生までの子供)」という「児童」との違いもあります。

まとめ

まとめ

「小児」「児童」の意味の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか? 「小児」という言葉は、「小さな子供・主に医学用語として使われる言葉」を意味しています。

「児童」という表現は、「主に小学生の年齢に当たる子供」「小学校入学前の小さな子供・18歳未満の子供」の意味を持っています。

「小児」「児童」の意味の違いを詳しく調べたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。