この記事では、「請負」と「委託」の違いを分かりやすく説明していきます。
「請負」とは?
「請負」とは、その内容をこなすという形で仕事として受けること、もしくは発注することです。
「これを300個作る、請負の仕事がきた」などという使い方になり、その内容が行えて、初めて報酬が受け取れます。
「請負で発注した」のように使うと、そういった仕事をどこかにやってもらえるように出したという意味になり、先のように決まった個数まで作るという内容や、何か完成させることなどが仕事内容になります。
「委託」とは?
「委託」は、特定の内容を丸投げするという場合に使われます。
「管理業務を委託している」とすると、管理はそこに任せていることになり、色々な仕事が対象になります。
例えば、オンラインゲームでは、不正行為などの監視業務を違う会社に「委託」し、24時間体勢でお願いしているようなケースが多くみられます。
宅配便業者によっては、下請けとして個人ドライバーに配達を「委託」してることが少なくありません。
「請負」と「委託」の違い
「請負」と「委託」の違いを、分かりやすく解説します。
「請負」は、仕事単位で、その依頼内容を守れて、初めて報酬が受け取れるという点が、「委託」と大きく異なります。
「委託」は、内容として決められたことさえ守っていれば、多くは仕事に費やした期間に応じた支払いになるもので、中には宅配便の例のように、1つ配達していくらといった契約になる場合もありますが、この期間「委託」されればどれくらいの金額になるかというある程度の予定は立つものです。
「請負」では、相手が満足する形で終わらせることができないと、原則的に報酬になりません。
よって、まず無理だと思われる内容の仕事は受けない方が無難だと言えるでしょう。
まとめ
「請負」と「委託」は、このように違います。
1つ1つの単位で発注されるのが「請負」で、ある程度の期間や量があるのが「委託」だと考えてもいいでしょう。