この記事では、「事業資金」と「運転資金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「事業資金」とは?
「事業資金」とは、起業する際に必要になるお金のことです。
企業を構えるとなると、まず物件の階層費や保証金、更に必要になる機器の購入費などが掛かります(自宅で開業する場合や既に所持している機器で賄えることもありますが、ここではそれは例外とします)。
そして、事業として継続していく為のお金が必要です。
これは、仕入れにかかるお金や人件費、光熱費、毎月の家賃などになりますが、「事業資金」には、当初の1、2ヶ月分の概算となるそれが含まれると考えていいでしょう。
これが用意できて、初めて開業にこぎつけられます。
「運転資金」とは?
「運転資金」とは、起業した後に、毎月の経営に掛かるお金のことです。
先のように、仕入れ費用や人件費、光熱費、家賃などがこれに当たり、「事業資金」にも、1、2ヶ月分のこれが含まれると書きましたが、その後はきちんと事業によって利益を出して、これが捻出できないとその事業は継続できません。
これがショートすると、経営が傾くことになり、最悪は倒産ということになってしまいます。
各種の消耗品の購入費用もこれに入りますが、新たに事業で必要になる機器の購入費は、別に「説費資金」として計上され、「運転資金」の中には入りません。
「事業資金」と「運転資金」の違い
「事業資金」と「運転資金」の違いを、分かりやすく解説します。
「事業資金」は、開業資金と言えるお金のことで、新たに事業を始める際に必要になる、当面の「運転資金」も含めたお金のことです。
その当面を過ぎた後には、毎月の「運転資金」が必要になります。
先に説明した「説費資金」とは別に、事業の継続に必要になるお金がこれに当たります。
まとめ
「事業資金」と「運転資金」は、このように違います。
「事業資金」は、全て自分で用意する場合だけでなく、融資を受けて作るということも多いです。