「実情」と「実況」の違いとは?分かりやすく解釈

「実情」と「実況」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「実情」「実況」の違いを分かりやすく説明していきます。

「実情」とは?

「実情」とは?

「実情」とは、実際の状態という意味になる言葉です。

「被災地の実情は、行ってみないと分かるものではない」と使った時には、被災地の実際の状態は、そこまで行かないと詳しくは分からないという意味になります。

「それが実情だ」といったような使われ方が多い言葉で、それが実際のところだと言っていると解釈できます。

「実状」としても、意味、読み方とも同じで、そちらで見掛けることもありますが、この「実情」の方が一般的な表現です。

「実況」とは?

「実況」とは?

「実況」は、その様子を伝えることの表現になります。

「実況中継」と用いると、目の前の様子を伝えながらの中継という意味になり、「現場から実況する」と使った時には、現場まで赴き、その場から伝えることが表現されています。

スポーツでは、先の「実況中継」が当たり前になっていますが、実況者による余計な解説が付かない現場のアナウンスだけで鑑賞できるように、「実況」がない音声に切り替えができるような放送も多くなっています。

「実情」と「実況」の違い

「実情」と「実況」の違い

「実情」「実況」の違いを、分かりやすく解説します。

「実情」は、実際の状態、またはそのような様子だという解釈になる言葉で、「実状」と表現しても構いません。

「実況」は、その様子を伝えることで、動画配信における「ゲーム実況」とは、ゲームのプレイと同時に、今どのような状況かといった解説が付いている動画や生配信になります。

尚、「実況」は、リアルタイムでこその表現となっており、後から説明を加える時には「解説」と使う方が向いています。

まとめ

まとめ

「実情」「実況」は、このような違いになります。

何かと「実情」と使うことはビジネスでも多いので、きちんと覚えておきたい言葉です。

「実況」の方は、テレビや動画でよく使われており、リアルタイムでの説明や解説のことだと考えればいいでしょう。