この記事では、「及び」と「並び」の違いを分かりやすく説明していきます。
「及び」とは?
「及び」の意味と使い方について紹介します。
意味
「及び」は「および」と読み、「複数のことがらを同時に述べる時に使う言葉」という意味です。
使い方
「及び」は、あるジャンルの中で、同じことがらが幾つかあり、それを人に伝える時に使います。
「及び」の動詞形は「及ぶ」で、「物事が続いたり広がったりして、ある地点まで達する」という意味です。
つまり、「最初に挙げたことと、次のことが同じ地点にある」という意味で使われているのです。
具体的には、「生徒及び父兄」は、同じ学校に所属する人達、「鉛筆及びシャープペン」は、同じ筆記用具ということになります。
同じグループの中で、同じ様に取り扱うことがある時に、「及び」で繋いで人に伝えるのです。
「並び」とは?
「並び」の意味と使い方について紹介します。
意味
「並び」は「ならび」と読み、「2つの事柄をつなぐ時に使う言葉」という意味です。
使い方
「並び」は、2つの事柄を併記する時に使います。
「並び」の動詞形は「並ぶ」で、「二つのものが一緒に存在する」「力の程度に優劣がなく対等である」という意味があります。
つまり、「前後に挙げたものが、対等である」という意味で使われているのです。
「及び」との違いは、それぞれのものが違うジャンルであっても、対等であると見なす点です。
具体的には「申込用紙並びに筆記用具」は、同時に使う種類の違うもので、「店頭並びにオンラインショップ」は、販売形態が違うことを表しています。
「及び」と「並び」の違い!
「及び」は、同じ種類の物をつなげる時に使います。
「並び」は、違う種類の物を同じと見なす時に使います。
まとめ
「及び」と「並び」は、前後に挙げられるものの関連性により使い方が違ってきます。
接続語ですが、文法に厳しい人もいるので、使い分けを覚えておきましょう。