この記事では、「空きメモリ」と「利用可能」の違いを分かりやすく説明していきます。
「空きメモリ」とは?
Windowsの「タスクマネージャ」の「パフォーマンス」タブを開くと、物理メモリの使用状況が表示されますが、その中の「空きメモリ」とは、現在何にも使われていない、空いているメモリの容量になります。
ですが、4GBが搭載されているPCで、これが1GBと表示されている時でも、あと1GBしか使えないという訳ではなく、一度は使われた「キャッシュ」としての分が引かれた数字になっています。
この「キャッシュ」については、以下の「利用可能」の項で詳しく説明します。
「利用可能」とは?
「利用可能」と表示されるメモリは、実際に利用することができる物理メモリの量になります。
一度起動したソフトの二度目の起動は、一度目より早いことがほとんどですが、それは、一度目の起動でメモリ内にそのソフトの一部が「キャッシュ」として残るからに他なりません。
この「キャッシュ」は、他のソフトには不要なものなので、前のソフトが残した「キャッシュ」に平気で上書きしてしまいます。
つまり、何かしらのソフトの「キャッシュ」として使われている分は、先の「空きメモリ」からは除外されてしまいますが、使うことは可能なので、この「利用可能」には含まれるという訳です。
「空きメモリ」と「利用可能」の違い
「空きメモリ」と「利用可能」の違いを、分かりやすく解説します。
「空きメモリ」は、現在何にも使用されていないメモリの容量です。
「利用可能」は、「キャッシュ」として使われている分まで含んだ、利用できるメモリの容量で、その「キャッシュ」として何かが残っている分は、使用できるものの、「空きメモリ」からは除外されます。
何かソフトを使うと、少なからず「キャッシュ」としてメモリにソフトの一部が残ると考えて構いませんが、違うソフトは平気でその上から上書きしてしまうので、何も問題はありません。
まとめ
「空きメモリ」と「利用可能」は、このように違います。
実際に使うことができる「利用可能」は、多くの場合で「空きメモリ」より多い表示になります。
全く「キャッシュ」がない場合には、それと一緒になると考えてください。