この記事では、「空気」と「酸素」の違いを分かりやすく説明していきます。
「空気」とは?
「空気」とは、地球上で人間の周りに存在する気体のことで、原則的に地上より上昇するほどその密度が薄くなっていきます。
その成分として、「酸素」が約20%で、残りは窒素と二酸化炭素となっており、窒素がその大部分を占めています。
この「酸素」は、人間や動物が生きていく上で必要な他、植物にとっても大切なもので、そのような生物は「空気」中からこれを吸収しています。
この密度が薄くなると、「酸素」の吸収が難しくなる為、息苦しいという現象が起こります。
高い山に登るとそうなることがあるのがこのいい例です。
「酸素」とは?
「酸素」は、先にも挙げたように、「空気」中の約20%を占めている気体で、元素記号では「O」となります。
「空気」は、この「酸素」も含んだ混合気体なので、それを表す元素記号というものはありません。
生物の多くは、「空気」から自然にこれを吸収していますが、「酸素ボンベ」のように、この気体だけが集められたものも存在し、激しい運動の後などに「空気」ではなく、「酸素」だけの吸収により、早く回復できるようにといったことに利用されています。
「空気」と「酸素」の違い
「空気」と「酸素」の違いを、分かりやすく解説します。
このように、「酸素」は、「空気」中にふくまれる気体で、人為的にそれだけを集めたものも作られています。
地上より高度が上がると、「空気」と共に、その中に含まれる「酸素」の量も少なくなっていく為、生物の活動が難しくなりますが、それほどの高さではない場合、「空気」の密度が薄くなることから、スポーツに向いている場合があります。
それは、「空気抵抗」が減る為で、特に走る、跳ぶといった競技では、高地で開催されるほど、いい記録が出ています(「高地記録」と注釈されますが、きちんとした記録として認定されます)。
まとめ
「空気」と「酸素」は、このように違います。
「酸素」は、「空気」中の約20%しかなく、高地になるほどその量自体も減っていくと覚えておいてください。