この記事では、「rar」と「zip」の違いを分かりやすく説明していきます。
「rar」とは?
「rar」とは、圧縮ファイル書庫形式の1つです。
この形式で作成する書庫は、その「rar」が拡張子となり、リカバリーコードが付けられるのが特徴で(付けなくても構いません)、それによって破損時の復元性(要は、安全性)を高くすることができます。
また、書庫ファイルを分割して作成することができ、その場合には拡張子が「r00」~「r04」や「part1. rar」~「part5. rar」などとなります(5分割の場合)。
この「rar」形式の書庫を展開、及び作成するには、その為のライブラリやソフトが必要になることがほとんどで、Windowsでも標準ではサポートされていません。
「zip」とは?
「zip」は、現在一番メジャーな圧縮ファイル書庫形式だと言っていいでしょう。
この形式の書庫は「zip」が拡張子で、Windowsでも「xp」以降では、標準でこの形式がサポートされています。
「rar」のようにリカバリーコードが付けられたり、分割での保存にも対応していませんが、Windows(特にzip用のソフトなどがインストールされていない状態)でこの形式の書庫を実行すると、同じ名前のフォルダに展開されるという便利さから、特に形式の指定のないファイル圧縮や書庫の作成と言えば、この「zip」で行うと解釈していいでしょう。
圧縮率自体は「rar」も「zip」も似たようなもので、Windowsになる以前のMS-DOS時代にメジャーだった「lha」でも、それはほとんど一緒です。
「rar」と「zip」の違い
「rar」と「zip」の違いを、分かりやすく解説します。
「rar」と「zip」では、圧縮書庫ファイルとしての形式が違います。
これは、画像ファイルの形式に「jpg」や「bmp」などがあるようなもので、「zip」は、Windowsで標準対応されている点から、書庫としてできることこそ「rar」に劣るものの、一番有名な圧縮形式だと考えて構いません。
まとめ
「rar」と「zip」は、このような違いになります。
Windows10になっても、「rar」形式は標準ではサポートされていない為、展開や圧縮には、別途ライブラリやソフトが必要になります。