この記事では、「押下」と「クリック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「押下」とは?
おうかと読み、押し下げる、押したままにするという意味合いがあります。
パソコンやスマートフォンのアプリケーションでの押下では、ボタンや画面を押してから画面が切り替わる動作まで押し続けているということになります。
パソコンではない機器のボタンなどでも使われないことはない言葉ですが、パソコンやスマートフォンで多く見られる表現となっています。
カメラのシャッターなどは押下するとも表現でき、撮影が終わるまで押し続ける露光時間の長い撮影ではイメージしやすいかもしれません。
ただし、それほどカメラに詳しくない人ではシャッターを押すと表現しても問題ない程度になっています。
テレビゲーム機にはたくさんのボタンがありますが、ゲームの操作において押下するという表現はあまりなく、秒単位で動作が終わるので押し続けるという言葉を使うことがあります。
「クリック」とは?
パソコンのマウスなどの表面にあるボタンを押してすぐに離す動作のことで、クリック音という言葉は「カチッ」という音にあたります。
離すというところがポイントで、インターネットでのクレジットカード使用時などはクリック操作でボタンを押すケースが見られ、押し続けることは推奨されないことがあります。
Windowsのマウスの右ボタン操作はクリックでメニューが表示されますが、押し続けていてもメニューは表示されません。
なお、クリックする操作を押し続けてもいいケースもありますが、画面に変化がなく、意味がないと行ったケースも多くなっています。
テレビゲームの時代ではクリックという言葉は使われておらず押す、連打するなどの言葉になっており、離すという部分はクローズアップされていませんでした。
横断歩道の信号ボタンやタッチパネルなど押す操作のものは押し続けるということはあまりないと行っていいでしょう。
スマートフォンはタッチパネルを使用しており、クリック音、クリック感はないのが一般的ですが、機種によってはクリック感をもたせているものもあります。
「押下」と「クリック」の違い
「押下」と「クリック」の違いを、分かりやすく解説します。
押下は一定時間ボタンを押し続けること、クリックはボタンを押してすぐに離すこととなっており、キーボードは押下してしまうと同じ文字が連続的に入力されてしまいます。
ダブルクリックという言葉も押下という概念ではできないと言えるでしょう。
80年代頃のテレビゲームの説明書にはともに使われていない言葉でしたが、溜め打ち的な操作は押下に近いものがあります。
まとめ
「押下」と「クリック」はボタン操作の言葉で、クリックと押下ではボタンを離すのがクリック、押し続けるのが押下という差があります。
押下と言っても5分も押し続けるようなことはなく、基本的には数十秒までに画面が切り替わるところがクリックとの違いをわかりにくくさせていますが、クリックのほうが瞬時の操作です。