「嫌い」と「苦手」の違いとは?分かりやすく解釈

「嫌い」と「苦手」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「嫌い」「苦手」の違いを分かりやすく説明していきます。

「嫌い」とは?

「嫌い」とは?

「嫌い」は、「好き」の対義語に当たる言葉で、その「好き」とは逆に、そうではないという解釈になります。

つまり、好まない、そんなことは嫌だという意味で、食べ物の「トマトが嫌いだ」と使えば、トマトは好まないと言っているのと同じで、「電車で行くのは嫌だ」とした時には、電車では行きたくないことの表現になります。

はっきりとそうだと示す為の表現になり、対象となる物や行為、事柄などを否定している言葉なので、そうではない(そこまではいかない)場合には用いてはいけません。

「苦手」とは?

「苦手」とは?

「苦手」も、「好きではない」という意味になりますが、得意ではないという解釈になり、完全に否定している訳ではないのが先の「嫌い」との違いになります。

人に対して使うことが多い言葉で、「私はあの人は苦手だ」のように用いると、その人があまり好きではないという解釈になり、「受験までに苦手な科目を克服しないといけない」といったように使われると、得意ではない科目だという意味になります。

「嫌い」と「苦手」の違い

「嫌い」と「苦手」の違い

「嫌い」「苦手」の違いを、分かりやすく解説します。

「嫌い」は、対象の否定となる言葉で、それが好きではないとはっきり表す為に使われます。

人に対して使うこともでき、その場合、それだけその人が「苦手」だと表現することになります。

「苦手」も、似た解釈になりますが、そこまで「嫌い」だという訳ではなく、あまり好まない、どちらかと言えば嫌いだといったニュアンスになります。

「動物が苦手だ」と使った時には、動物はあまり好まないと言っており、絶対に嫌だという訳ではないものの、できれば遠慮したいといった意味になると考えていいでしょう。

まとめ

まとめ

「嫌い」「苦手」は、このように違います。

「嫌い」とした対象は、好きではないというだけでなく、はっきりと否定する解釈になると覚えておいてください。