「篠」と「笹」の違いとは?分かりやすく解釈

「篠」と「笹」の違い動物・植物

「笹(篠)」「竹」は似たような語感と意味を持っている紛らわしい言葉ですが、「笹(篠)」「竹」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「笹(篠)」「竹」の意味の違いを詳しく解説していきます。

「笹(篠)」とは?

「笹(篠)」とは?

「笹(篠、ささ)」という表現は、「山野に群生するイネ科タケ亜科の多年生植物で、一般的に丈(高さ)の低いタケ類」のことを意味しています。

「笹」「篠」は同じ意味を持つ漢字ですが、「笹」は日本だけで通用する国字です。

「笹」というのは、「小型のイネ科タケ亜科で、成長しても皮が残って寒冷地でも育つ特徴を持っている多年生植物」を示している言葉・植物の名前なのです。

「竹」とは?

「竹」とは?

「竹(たけ)」という表現は、「山野に群生するイネ科タケ亜科の多年生植物で、一般的に丈(高さ)の高いタケ類」のことを意味しています。

「竹」というのは、「大型のイネ科タケ亜科で、成長すると皮がはがれ落ちて表面がツルツルする、寒冷地では育たないという特徴を持っている多年生植物」を示している言葉・植物の名前なのです。

「笹(篠)」と「竹」の違い!

「笹(篠)」と「竹」の違い!

「笹(篠)」「竹」の違いを分かりやすく説明していきます。

「笹(篠)」「山野に群生する小型のイネ科タケ亜科の多年生植物」を意味していて、「竹」「山野に群生する大型のイネ科タケ亜科の多年生植物」を意味している違いがあります。

「笹(篠)」「竹」の第一の違いは、「大きさの違い」にあります。

「竹」は英語で“bamboo”と呼ばれて世界各地に同種の植物が生息していますが、「笹(篠)」は日本固有の種なので他の国にはないという違いがあります。

そのため、「笹(篠)」は英語でも“sasa”と表記されます。

それ以外にも、「笹(篠)」「成長しても皮が残る・寒冷地でも育つ・枝の数が多い」という特徴があり、「竹」「成長すると皮がはがれてツルツルになる・寒冷地では育たない・節目ごとの枝数が二本で少ない」という特徴がある違いもあります。

まとめ

まとめ

「笹(篠)」「竹」の意味の違いを詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

「笹(篠)」の表現は「小型のイネ科タケ亜科の植物・成長しても皮が残り枝の本数が多い・寒冷地でも育つ・日本にしか固有種」を意味しています。

それに対して、「竹」の表現は「大型のイネ科タケ亜科の植物・成長すると皮がはがれ落ちて枝の本数が少ない・寒冷地では育たない」を意味しているという違いがあります。

「笹(篠)」「竹」の意味の違いを知りたい時には、この記事の内容を読んでみてください。