この記事では、「高慢」と「傲慢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「高慢」とは?
「高慢」とは、自分が他の人よりも優れていると思っていること、また他の人を見下したり侮ることを言います。
またそのような人を表す言葉として「高慢ちき」というものがあります。
これはいかにも「高慢」であるという意味ですから、いい意味はありません。
人に面と向かって言う場合は喧嘩のような場面ですから使い方には気をつけましょう。
「傲慢」とは?
「傲慢」とは、思い上がっていて、態度が悪いこと、人を見下して礼儀がなっていないことを言います。
またそのような人を表す言葉でもあります。
つまり「あの人は傲慢だ」などと言いますのはいい意味はまったくなく、悪口などに使われることも多い言葉と覚えておきましょう。
「高慢」と「傲慢」の違い!
「高慢」と「傲慢」のそれぞれの意味を説明しました。
ここからは「高慢」と「傲慢」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉も相手を見下すという点では共通となります。
違いと言えば「高慢」は自分が優れていると思っていることです。
そして他を馬鹿にする、そのような目で見ている、考えていることを言います。
簡単に言えば「お高くとまっている」ということです。
一方の「傲慢」は自分が優れていると必ずしも思っているわけではありません。
ただ他の人に対して、態度が横柄、人を見下して礼儀がないという時に使います。
どちらか言えば「高慢」な人は、自分が優れていると思っているわけですから、態度なども気をつけていることが多いでしょう。
また礼儀などもしっかりとわきまえているものです。
ただ相手を見下している様子が見てとれるのです。
一方で「傲慢」は優れていなくても思い上がっている様子を言います。
ですから、自分なりに判断して「高慢」「傲慢」を使い分けるということになります。
どちらにしても、いい意味はありませんので、あまり本人に面と向かって言うことは少ないのは同じです。
まとめ
「高慢」と「傲慢」の違いを説明しました。
人と接する上で「高慢」も「傲慢」も思われたくないものです。
言葉の意味をしっかり理解して使い分けてください。