この記事では、「コウイカ」と「モンゴウイカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コウイカ」とは?
「コウイカ」とは、日本でよく見られる一般的なイカで、漢字では「甲烏賊」と表記します。
「スミイカ」や「マイカ」と呼ばれることもあり、体長は15~20センチ程度で、暖かい地域に生息しているイカです。
日本の周辺では、東京湾以南の太平洋側、もしくは富山県より西の日本海側で漁獲され、アフリカ大陸やオーストラリア大陸の付近にも多く生息しています。
浅い海域で獲れることと、明かりに集まってくるという習性がある為、夜間に漁船からライトを照らし、ある程度集めてから網で獲るという漁が多く行われています。
「モンゴウイカ」とは?
「モンゴウイカ」は、漢字で「紋甲烏賊」と表記し、その名前の通り、体に「紋」があることからこのように呼ばれています。
その「紋」は、ハートマークのように見え、体長は「コウイカ」より大きく、25~30センチ程度の個体が多く見られます。
中東のフィリピンやインドネシア、タイなどでよく漁獲されるイカで、水深50~100mくらいに生息している為、主に罠を仕掛ける籠漁と呼ばれる方法で漁獲されます。
「コウイカ」と「モンゴウイカ」の違い
「コウイカ」と「モンゴウイカ」の違いを、分かりやすく解説します。
「コウイカ」は、「アオリイカ」と共に、普通に「イカ」と呼ばれている種類の1つで、寿司ネタとして提供されることも多いです。
「モンゴウイカ」は、刺身や天ぷらにされることが多く、中華料理にもよく使用されます。
甘さが特徴で、「カミナリイカ」と呼ばれることもあります。
イカを大きく3つに分けた時には、「アオリイカ」と「コウイカ」、「ヤリイカ」という種類になり、「モンゴウイカ」は、「コウイカ」の中に含まれます。
まとめ
「コウイカ」と「モンゴウイカ」は、このように違います。
イカとしての大きなカテゴリ分けでは、一緒になると考えていいでしょう。