「とんでもございません」と「とんでもないです」の違いとは?分かりやすく解釈

「とんでもございません」と「とんでもないです」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「とんでもございません」「とんでもないです」の違いを分かりやすく説明していきます。

「とんでもございません」とは?

「とんでもございません」とは?

「とんでもございません」の意味と使い方について紹介します。

意味

「とんでもございません」は、「とんでもない」の丁寧語として使われ、「相手に気遣いする時の言葉」「感謝する時の言葉」という意味があります。

使い方

「とんでもございません」は、「とんでもない」をより丁寧にした言葉として使われています。

しかし、「とんでもない」は形容詞であり、これだけでひとつの言葉です。

「ない」だけを丁寧語の「ございません」に置き換えることは文法上できません。

例えば、「せつない」「あどけない」は形容詞ですが、「せつありません」「あどけありません」とは言わないのと同じです。

「とんでもございません」は、ビジネスシーンで使われていますが、実は間違いなのです。

「とんでもないです」とは?

「とんでもないです」とは?

「とんでもないです」の意味と使い方について紹介します。

意味

「とんでもないことです」は、「人から称賛された時に謙遜する言葉」「『たいしたことない』と相手に気遣いする時の言葉」という意味です。

使い方

「とんでもないです」は、「とんでもない」に丁寧語「です」が付いた言葉です。

文法上間違ってはいないのですが、社会人として使うのならば「とんでもないことです」、更に丁寧にして「とんでもないことでございます」が正しい言い方です。

「とんでもない」の語源は「途(と)でもない」で、「道理から外れている」という意味です。

ここから「意外だ」「思い掛けない」という意味で使われ、「めっそうもない」「もってのほか」という意味で使われる様になりました。

ビジネスでは、相手から称賛された時に、その言葉を軽く否定することにより、謙遜する気持ちを表す言葉として使われます。

「とんでもございません」と「とんでもないです」の違い!

「とんでもございません」と「とんでもないです」の違い!

「とんでもございません」は、「とんでもない」を丁寧にした言葉ですが、誤用です。

「とんでもないです」は、「謙遜する言葉」「相手へ気遣いする言葉」として使われますが、更に正しくは「とんでもないことです」にないます。

まとめ

まとめ

「とんでもございません」は、実は間違いで、「とんでもないです」「とんでもないことです」が正しい言い方です。

ビジネスで正しく使いこなせるようになりましょう。