「喜び」と「歓び」はほとんど同じ意味合いを想起させる区別しづらい二つの言葉ですが、「喜び」と「歓び」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「喜び」と「歓び」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。
「喜び」とは?
「喜び(よろこび)」とは、「何か良いことがあった時の嬉しい気持ち全般」を意味しています。
「喜び」というのは「喜怒哀楽の感情の一つ」であり、「(人に優しくしてもらったり良い出来事があったりした時の)嬉しいという気持ち」を示唆する言葉なのです。
例えば、「誕生日プレゼントをもらった喜び」や「喜びのあまり涙を流しました」のような例文で使用できます。
「歓び」とは?
「歓び(よろこび)」とは、「声を上げて嬉しがる気持ち・歓声を上げるほどの嬉しさ」を意味する表現です。
「歓び」の「歓」の漢字は、「歓声」「歓待」「交歓」などの漢熟語で使われていますが、「声を出して嬉しがる」という意味合いを持っています。
例えば、「スポーツで勝利した歓び」や「歓びを隠せず大声で叫んだ」などの文章で使うことが可能です。
「喜び」と「歓び」の違い!
「喜び」と「歓び」の違いを、分かりやすく解説します。
「喜び」も「歓び」も「何らかの良い出来事があった時の嬉しい気持ち」を意味しているという点では共通していますが、一般的な嬉しい気持ちを示す時には「喜び」のほうを使います。
「歓び」の表現も「喜び」と同様に嬉しい気持ちは含まれていますが、「歓び」は「声を上げるほどに嬉しくてたまらない」といったより強い意味のニュアンスを持つ違いがあります。
スポーツの試合などで興奮して歓声を上げて嬉しがる時などは、「喜び」よりも「歓び」のほうが適切でしょう。
しかし、一般的に「嬉しい気持ち」を表現したい時には、「歓び」ではなく「喜び」の表現を用います。
まとめ
「喜び」と「歓び」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「喜び」というのは、「(何か良いことがあった時の)一般的な嬉しい気持ちのこと」を意味しています。
「歓び」という言葉は、「(興奮することがあって)歓声を上げてよろこぶこと」の意味を持っています。
「喜び」と「歓び」の意味の違いを詳しく知りたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。