この記事では、「気温」と「温度」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気温」とは?
「気温」とは、大気の温度を指す言葉です。
気温計と呼ばれるものがあれば、それを測定することができ、その為の専用の道具や、そういった機能が付いた時計も存在しています。
摂氏と華氏という2つの単位がありますが、日本では摂氏の方が使われています。
その摂氏で水が氷に変化する、氷点下と呼ばれているのは摂氏0度より下の気温のことで、華氏ではその摂氏0度が32度になります。
そこから摂氏で1度ごとに華氏では1. 8度変化していく関係で、摂氏20度は華氏だと68度(32+20×1. 8)という計算になります。
気象庁による基準では、直射日光が当たらず、無風状態の地上から1. 5メートルの位置で測定するという決まりがあり、公式の発表は全てこの基準に沿って測定されたものです。
「温度」とは?
「湿度」とは、大気中の水分の割合を百分率で表現したものになります。
ですが、これが100%だからと言って、全てが水だという訳ではなく、大気(空気)が含有することができる水分量に対しての割合になります。
この数字が高いほど、空気が湿っていることになり、雨がちな梅雨の時期にはそのようなじめじめとした空気に包まれることが多いのは周知の通りです。
「気温」と「温度」の違い
「気温」と「温度」の違いを、分かりやすく解説します。
「気温」は、大気の温度、「温度」は、その大気の湿り具合という違いになります。
アメリカでは、「気温」が華氏で表現される為、初めてアメリカに行くと、75度などという表示に驚いてしまうかも知れません。
ですが、先の計算のように、華氏の75度は、日本で使われている摂氏では約25度になり、季節にもよりますが、ごく普通と言うことができる「気温」です。
まとめ
「気温」と「温度」には、このような違いがあります。
「気温」に摂氏と華氏があることは、是非覚えておくといいでしょう。