この記事では、「バックアップ」と「アーカイブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バックアップ」とは?

「バックアップ」とは、万が一の時に為に、主にデータ類を利用の為に使っている場所とは別の場所に保存しておくことです。
同一ストレージ内の別のフォルダという場合もあれば、別のストレージや、DVDなどの別媒体に保存する場合もあります。
同一ストレージ内だと、それがハード的に故障してしまうと一緒に失われてしまう為、多くは別のストレージやDVD、USBメモリなどにとっておくものです。
ただし、一度とればいいというものではなく、定期的に新しいものに更新しないと、そこから戻す際に少し昔のものになってしまうので注意が必要です。
大型のシステムになると、定期的にこの「バックアップ」をとってくれる機能が搭載されていることがほとんどだと考えていいでしょう。
「アーカイブ」とは?

「アーカイブ」とは、直訳すると「書庫」となり、コンピューターの世界では、データ類がまとまったものを指して使われる言葉です。
例えば、ある入力データを1月分、2月分といったように1ヶ月ごとにまとめて保存しておくと、「アーカイブとして1ヶ月ごとに保存している」と表現できます。
先の「バックアップ」の意味にもなりますが、こちらは万が一の為にではなく、定期的に資料や記録として残しておくものだと考えてください。
「バックアップ」と「アーカイブ」の違い

「バックアップ」と「アーカイブ」の違いを、分かりやすく解説します。
「バックアップ」は、大事なデータでは、必ずとっておくべきだと言っていいでしょう。
業務によっては、1日ごとにその日の分が自動的にバックアップされるような仕組みになっていることもあり、これがあると、大きなハードトラブルが起こった時にも、最後に「バックアップ」した所まで復元することができます。
「アーカイブ」は、記録として残しておく為の保存のことで、最近の「バックアップ」にはない昔のデータ類は、ここから復元するという利用方法もあります。
まとめ

「バックアップ」と「アーカイブ」は、このような違いになります。
基本的に書き換えることのない「アーカイブ」は、DVDなどの別媒体に保存されることがほとんどだと考えていいでしょう。