この記事では、「周辺」と「近隣」の違いを分かりやすく説明していきます。
「周辺」とは?
「周辺」は、その近くという意味で使われる言葉です。
「このビルの周辺は、駐車場がいくつかある」と使うと、そのビルから近い場所には駐車場が多いと言っていることになります。
「海の周辺には~」とすると、海から近い陸地の表現になり、「彼女の周辺には、いつも男性が見え隠れする」とすると、その彼女には、何人かの男性が居る様子だと表現しており、このような目に見える距離ではない使い方をすることもできます。
「近隣」とは?
「近隣」は、すぐ近くという意味になります。
「自宅の近隣にコンビニがある」といったように使われる言葉で、具体的にとても近い距離だという解釈になる言葉です。
「すぐ近く」と置き換えることができますが、物理的な意味で使う言葉となっており、その人に近しい人という意味にする為に、「あの人の近隣」といったような使い方はしません。
その場合には、先の「周辺」と使ったり、そのまま「近く」とするのがいいでしょう。
「周辺」と「近隣」の違い
「周辺」と「近隣」の違いを、分かりやすく解説します。
「周辺」は、近くの表現になる言葉で、具体的な距離はともかく、「近い」と表現できる場合には、「周辺」としてもほとんど意味は一緒です。
「近隣」は、ごく近くという意味になります。
ただし、対象によっては、そこまで近い訳ではないこともあり、例えば「日本の近隣諸国」とすると、韓国や中国などになりますが、地球という規模で考えた時のそれになります。
こういった近い方もできる言葉ですが、基本的には、物理的な距離で「すぐ近く」という解釈で用いると覚えておいて構いません。
まとめ
「周辺」と「近隣」は、このように違います。
「近く」か、「もっと近い距離」かという違いと、「周辺」は、誰かのそれという使い方もできると覚えておいてください。