「ハイレゾ音源」と「ハイレゾ対応」の違いとは?分かりやすく解釈

「ハイレゾ音源」と「ハイレゾ対応」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「ハイレゾ音源」「ハイレゾ対応」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ハイレゾ音源」とは?

「ハイレゾ音源」とは?

「ハイレゾ音源」とは、CD音源(CD-DAフォーマット)よりデジタル的な情報量が多く、実際の再生でもそれよりも音質がいいとされる音源の総称になります。

CD-DAには、サンプリングレートが44. 1kHzでビット量が16bitという規定があり、これを上回っている音源フォーマットであれば、「ハイレゾ音源」と表現することができます。

つまり、これという規定は存在しませんが、DAT(デジタルオーディオテープ)の48kHzで16bitという程度ではこのように呼ぶことはなく、少なくともサンプリングレート、ビット量のいずれもCD-DAのそれを超えていないと用いることはありません。

「ハイレゾ対応」とは?

「ハイレゾ対応」とは?

「ハイレゾ対応」は、先の「ハイレゾ音源」が再生できるという意味になり、音源の再生についての性能を表す言葉です。

対象は再生機器そのものやスピーカーになり、CD-DAの44. 1kHz、16bitより上の音源フォーマットに対応していることの表現になります。

折角の「ハイレゾ音源」も、それに対応している機器でないと、CD-DAと同等の音質しか出すことができません。

途中に拡張機(アンプ)などが入る場合には、それも「ハイレゾ対応」でないと、最終的に音を出すスピーカーだけが対応していても意味がありません。

途中に22.05kHzまでしか対応していない機器が入っていると、スピーカーからも最高でもその音質でしか再生されません。

このような表現がある機器は、最低でも96kHz、24bitの音源フォーマットが再生できると考えていいでしょう。

ただし、元の音源がCD-DAであれば、44.1kHz16bitでの再生になります。

「ハイレゾ音源」と「ハイレゾ対応」の違い

「ハイレゾ音源」と「ハイレゾ対応」の違い

「ハイレゾ音源」「ハイレゾ対応」の違いを、分かりやすく解説します。

「ハイレゾ音源」は、CDの音質の高い音源フォーマットのことで、「ハイレゾ対応」は、その音源の再生に対応しているという性能の表現です。

この「ハイレゾ」は、英語では“High-Resolution”と表現し、「ハイレゾ音源」は、“High-Resolution Audio”と英語圏で同じ意味で普通に使われています。

まとめ

まとめ

「ハイレゾ音源」「ハイレゾ対応」は、このような意味になります。

機器が対応していないと、「ハイレゾ音源」のソースだけでは意味がないと覚えておきましょう。