この記事では、「種類」と「種別」の違いを分かりやすく説明していきます。
「種類」とは?
「種類」の意味と使い方について紹介します。
意味
「種類」は「しゅるい」と読み、「ある共通の性質により、分けられたもののまとまりのこと」という意味です。
分け方、区別の付け方の手段の一つを表します。
使い方
「種類」は、誰かにより共通の条件で分けられた1つのグループのことを言います。
膨大な数の集まりでも、「性質」に着目することにより、一定の条件でのグループ分けが可能になります。
例えば、「鳥」は「カラス」「鳩」「すずめ」「インコ」などに分けられ、これが「種類」になります。
形や特徴で分けることが多く、一度覚えれば誰でも区別が可能になります。
「種別」とは?
「種別」の意味と使い方について紹介します。
意味
「種別」は「しゅべつ」と読み、「ある共通の性質ごとに区別すること」という意味です。
「分けること」が主であり、「認識」「行動」をする行為自体を表します。
使い方
「種別」は、ある共通の性質ごとに分ける「方法」「手段」のことを言います。
「種類」が「分けたグループのこと」を言うのに対して、「種別」は「分け方そのもの」を表す言葉です。
「カラス」は「黒くて大きく都会で生ごみをあさる野鳥」であり、「鳩」は「公園にいる灰色の個体」のことで、この考え方自体を「種別」を言うのです。
つまり、「種別」は「種類」ごとに分ける手段であり、大きさや好みで分けるものではありません。
「種類」と「種別」の違い!
「種類」は、「ある共通の性質により分けられた、それぞれのグループそのもの」です。
「種別」は、「ある共通の性質を認識して区別する方法」です。
まとめ
「種類」と「種別」は、「分けたそれぞれのグループ」か、「分ける方法のこと」かという違いがあります。
使い分けが難しいのですが、「種類」に分ける行為が「種別」だと覚えておきましょう。