この記事では、「声明」と「宣言」の違いを分かりやすく説明していきます。
「声明」とは?
「声明」とは、国や組織としての意見や主張を公にすることです。
「アメリカでは、かなり前からテロリストとは交渉しないという声明が出されている」といったような使われ方になり、公的にそうだ、そのようにするという「宣言」になります。
内容が「声明文」として発表されることも多く、それによって、その国や組織などがどういうことを主張しているのか後から確認することができます。
「宣言」とは?
「宣言」は、意見や方針を出すことの表現で、個人が出すという場合も少なくありません。
「彼はそのように宣言していた」と使った時には、そう考えている、そういう方針でいくといったことを言ったのだと分かります。
国や組織として出すという場合も多く、そう(その内容)と決めたというニュアンスになります。
「緊急事態の宣言が出された」とした場合、今が緊急事態だと発表されたということになり、その内容となるものが方針になると考えてください。
「声明」と「宣言」の違い
「声明」と「宣言」の違いを、分かりやすく解説します。
「声明」は、内容を広く公にする場合に使われる表現です。
よって、それを出す側も国やある程度大きな組織の場合がほとんどです。
「宣言」は、先にも挙げたように、個人がそのようなものを出すという使い方もできる言葉で、意味としてはそれほど変わりませんが、「声明」の方が重いものだと考えていいでしょう。
ですが、どちらも約束事という訳ではない為、内容が変更されたり、そのまま取り消される場合もあります。
また、「宣言」は、これからそのようにするという意味が強く出る言葉です。
まとめ
「声明」と「宣言」は、このような言葉です。
「宣言」は、比較的それだとして出されることが多いですが、「声明」となると、それなりに重いものになる為、そう簡単に出るものでもありません。