「分別」と「区別」の違いとは?分かりやすく解釈

「分別」と「区別」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「分別」「区別」の違いを分かりやすく説明していきます。

「分別」とは?

「分別」とは?

「分別」(ぶんべつ)とは、きちんと分けて、別にするという意味の言葉です。

「ゴミの分別」という使い方でよく見聞きすると思いますが、可燃ゴミ、不燃ゴミといったように、きちんと種類別にゴミを分けることがそれに当たります。

尚、「ふんべつ」と濁らない読み方もできる言葉で、こちらで読んだ場合には、良いことと悪いことの「区別」という解釈になります。

この意味では、「そろそろ分別のつく年頃だろう」などとして、「もう子供ではないだろう」といった表現として使われます。

「区別」とは?

「区別」とは?

「区別」は、違うと見分ける、その判断を行うという意味で使われる言葉です。

「きちんと2つを区別して欲しい」とした時には、その2つが違うときちんと判断して欲しいと表現しています。

「区別が付かない」とすると、違うという判断が付かないという意味になります。

この「違い」の表現の為の言葉の為、一定の基準をもって、種類別に分ける場合には、先の「分別」の方が向いています。

「分別」と「区別」の違い

「分別」と「区別」の違い

「分別」「区別」の違いを、分かりやすく解説します。

「分別」は、その対象を基準によって分けることの表現です。

「ふんべつ」と読んだ場合に限り、良いことと悪いのと「区別」という意味になると覚えておいてください。

その「区別」は、対象の違いを見付けて、そうだと判断することです。

「ふんべつ」と読んだ時には、良いことと悪いことをきちんと判断することといった解釈になります。

「区別しないで欲しい」と使った時には、違うと判断させずに、同じように扱って欲しいと言っていると考えていいでしょう。

まとめ

まとめ

「分別」「区別」は、このように違います。

似た意味になりますが、「分別」は、基準があり、それによって分けるという意味になる言葉で、「区別」は、違いに対して使われる表現です。