危険物取扱者「甲種」と「乙種」の違いとは?分かりやすく解釈

「甲種」と「乙種」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、危険物取扱者「甲種」「乙種」の違いを分かりやすく説明していきます。

危険物取扱者「甲種」とは?

危険物取扱者「甲種」とは?

危険物取扱者「甲種」の意味と概要について紹介します。

危険物取扱者「甲種」の意味

危険物取扱者「甲種」「こうしゅ」と読みます。

意味は、「第1類~第6類の危険物全てを取り扱える資格のこと、危険物取扱者としての実務を6カ月以上経験すれば『危険物保安監督者』にもなれる」です。

危険物取扱者「甲種」の概要

危険物取扱者とは、ガソリンスタンドや石油タンクのような、危険物が保管されている施設に、必ず置かなければならない有資格者のことを言います。

消防法により危険物は「第1類:酸化性固体」「第2類:可燃性固体」「第3類:自発発火性物質および禁水性物質」「第4類:引火性液体」「第5類:自己反応性物質」「第6類:酸化性液体」の6種類に分けられています。

「甲種」の資格を取得すれば、上記の6類全て、つまり消防法で定めているすべての危険物が取り扱えるのです。

工場系の就職に非常に有利な資格であり、実務6か月で「危険物保安監督者」になれば、「甲種防火管理者」戸いう資格も得られます。

危険物取扱者「乙種」とは?

危険物取扱者「乙種」とは?

危険物取扱者「乙種」の意味と概要について紹介します。

危険物取扱者「乙種」の意味

危険物取扱者「乙種」は、「おつしゅ」と読みます。

意味は「上記で紹介した第1類~第6類の中で、資格を取得した危険物のみ取り扱えること」です。

危険物取扱者「乙種」の概要

危険物取扱者「乙種」は、第1~第6類の危険物のうち、資格を取得できたものだけを取か扱えます。

それぞれの種類で個別の資格が取得できるので、「乙種」を取得してから「甲種」にチャレンジする人もいます。

「甲種」よりも限られた内容ですが、「乙種第4類:引火性液体」を取得すれば、ガソリンや軽油を取り扱えることから就職に便利と言われ、最も人気のある資格です。

危険物取扱者「甲種」と「乙種」の違い!

危険物取扱者「甲種」と「乙種」の違い!

「甲種」「消防法で定められた全ての危険物を取り扱える資格のこと」です。

「乙種」「取得した資格の危険物のみ取り扱える資格のこと」です。

まとめ

まとめ

今回は危険物取扱者「甲種」「乙種」の違いをお伝えしました。

「甲種は危険物全て」「乙種は資格のあるものだけ」と覚えておきましょう。