この記事では、「イルカ」と「クジラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「イルカ」とは?
「イルカ」とは、クジラ目、またはクジラウシ目に属する海洋生物の中で、体長がおよそ4メートル以下のものを指して使う総称です。
中には、4メートルを超えても生物として「イルカ」と固定して呼ぶ種類もありますが、同じ生物でも4メートル超になると、下記の「クジラ」と呼び方が変わると考えていいでしょう。
例を挙げると、「ヒレナガゴンドウ」という種類の海洋生物は、およそ4メートルまでは「ゴンドウイルカ」と呼ばれ、それより大きくなると「ゴンドウクジラ」と称されています。
「クジラ」とは?
「クジラ」は、その「イルカ」が4メートルより大きくなった時に使われる呼び方です。
生物学的に、その「イルカ」と「クジラ」の区別というものはなく、同じカテゴリーの生物として扱われています。
これは、例えると、馬の「ポニー」のようなものです。
その「ポニー」とは、前脚の肩までが地上から147cm以下の馬の総称として使われる呼び方で、馬の種類は問いません。
一般に「クジラ」と呼ばれている種類でも、体長が約4メートルまでは、この「イルカ」と呼んでいます。
「イルカ」と「クジラ」の違い
「イルカ」と「クジラ」の違いを、分かりやすく解説します。
「イルカ」は、特定の種類に限り、体長に関係なく「イルカ」と呼ぶことがありますが(そのような種類では、大きくなっても5メートル程度までです)、およそ4メートルまでの同様の生物に対し、総称として用いられています。
「クジラ」は、その4メートルを超えた時の呼び方で、生物的には一緒でも、体長によってこのように呼び方が変わります。
尚、世界最大の生物と言われている「シロナガスクジラ」は、生まれた時から約7メートルもの体長なので、「イルカ」と呼ばれることはありません。
このような種類も中には存在します。
まとめ
「イルカ」と「クジラ」は、このような違いになります。
これらは、呼び方が異なるだけで、生物としては一緒です。