「バク転」と「バク中」の違いとは?分かりやすく解釈

「バク転」と「バク中」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「バク転」「バク宙」の違いを分かりやすく説明していきます。

「バク転」とは?

「バク転」とは?

「バク転」とは、後方に向けてジャンプし、途中で両手を地面につき、そのまま後ろ回りに着地することです。

ちょうど体が地面に対して垂直になるくらいが、手をつくタイミングとしてベストだと言っていいでしょう。

手まではつけるものの、体が前方に戻ってきてしまうと失敗となってしまう為、相応の勢いをつけて、後方に回らないといけません。

両手はその為に、ジャンプ時に後ろに勢いよく振り上げ、そのまま地面につくというイメージになります。

「バク宙」とは?

「バク宙」とは?

「バク宙」は、「バク転」と同様に勢いをつけて後方にジャンプしますが、そのまま空中で一回転して着地する行為になります。

両足でジャンプし、そのまま両足で着地となり、地面に手はつきません。

よって、「バク転」より後方への勢いがないと行うことができない為、両手はその為にジャンプ時に後方に向けて大きく振り上げます。

空中で回り切らず、着地が両足だけでは難しいと判断した時には、危険防止の為に咄嗟に地面につくこともあります。

この場合、「バク宙」としては失敗になります。

「バク転」と「バク宙」の違い

「バク転」と「バク宙」の違い

「バク転」「バク宙」の違いを、分かりやすく解説します。

このように、「バク転」「バク宙」は、途中で両手を地面につくかつかないかの違いです。

当然ですが、手をつかない「バク宙」の方が難易度が高く、まず「バク転」ができないことには、「バク宙」に挑むのは無謀というものです。

「バク宙」がうまくいかず、途中で手をついてしまった場合には、「バク転」とは表現せず、それは単に「バク宙の失敗」と呼ばれます。

「バク転」は、それと狙って途中で手をついた場合に使われます。

まとめ

まとめ

「バク転」「バク宙」は、このように違います。

体操選手は、「バク宙」ができるのが当然で、1回転ではなく、2回転してしまうような大技(「後方2回転宙返り」と呼びます)も存在します。