「簡易」と「簡便」の違いとは?分かりやすく解釈

「簡易」と「簡便」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「簡易」「簡便」の違いを分かりやすく説明していきます。

「簡易」とは?

「簡易」とは?

「簡易」は、簡単にしたもの、手軽にしたものという意味で使われます。

「あの資料では難しいので、簡易版を用意した」と使われた時には、その内容が簡単になったものがあると言われており、「あくまで簡易的なものだ」と言うと、本当のそれではなく、簡単にしたものだと表現しています。

実際の例として、キャンプの際に空き缶をくり貫き、「これで簡易的ながら、コップになる」といったように使われるといった具合です。

「簡便」とは?

「簡便」とは?

「簡便」は、簡単で早いという解釈になります。

「とても簡便になった」と使った時には、簡単にすることができ、且つ便利にもなったと言っていると解釈していいでしょう。

「できるだけ簡便な方法で行って欲しい」のような使われ方が多く、簡単で早くできる方法で行うようにと言われています。

また、謙譲表現として、「簡便なもので申し訳ありませんが~」のように用いると、手軽に作ってしまった簡単なもので~と表現していることになります。

「簡易」と「簡便」の違い

「簡易」と「簡便」の違い

「簡易」「簡便」の違いを、分かりやすく解説します。

「簡易」は、簡単にしたものという解釈になる言葉で、「簡易書留」という「書留」郵便の内容を少し緩めたものも存在するように、悪い意味は何もありません。

「簡便」は、簡単で早い方法や、そのようにしたものという意味で使われます。

こちらは、先のように、相手に対してそのようなもので申し訳ないといった使い方をすると、悪いとは思いますがといったようなニュアンスが含まれることになり、謙譲の意からの表現になると考えていいでしょう。

ですが、言葉自体に悪い意味は特に含まれず、「できるだけ簡便な方がいい」といった使われ方もよく見聞きします。

まとめ

まとめ

「簡易」「簡便」は、このように違う言葉です。

「簡易」にして、便利さが加わったものが「簡便」という表現になると考えると分かりやすいでしょう。