「老健」と「特養」の違いとは?分かりやすく解釈

「老健」と「特養」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「老健」「特養」の違いを分かりやすく説明していきます。

「老健」とは?

「老健」とは?

「老健(ろうけん)」とは、「要介護度1~5の高齢者が利用できる介護老人保健施設の略称」です。

「老健」という施設介護サービス(介護施設)は、「介護・生活支援だけではなく、医療的ケア・リハビリも同時に行いながら在宅介護への復帰を目指す施設・サービス」のことです。

「老健」は原則として「3ヶ月・6ヶ月の入居期間」が定められており、その期間が経過すると在宅介護に復帰することになります。

「特養」とは?

「特養」とは?

「特養(とくよう)」とは、「要介護度3~5の高齢者が入居できる特別養護老人ホームの略称」です。

「特養」という施設介護サービス(介護施設)は「介護・生活支援・自立支援を行いながら老後の生活を送ることができる施設・サービス」のことで、必ずしも「在宅復帰」を目指すものではありません。

「特養」では回復の可能性が低い要介護度5の高齢者をはじめとして、「長期・終身の入居」が前提になっていることが多くなります。

「特養」に入居した場合、「特養」の介護施設がその高齢者(利用者)にとっての「終の棲家(ついのすみか)」となるケースも多くなります。

「老健」と「特養」の違い!

「老健」と「特養」の違い!

「老健」「特養」の違いを、分かりやすく解説します。

「老健」「特養」も介護保険で介護サービスを受けられる「施設介護サービス」ですが、「特養」のほうが「老健」よりも「要介護度が高い高齢者が多く、長期(終身)の入居ができる」という違いがあります。

「老健」「特養」のように長期の入居ができない「リハビリをしながら在宅復帰を目指す介護施設」であり、原則として「3~6ヶ月の入居期間」が定められていて、長期や終身の施設入居はできないのです。

「老健」は再入居できるケースがあるとしても、いったんは退所の手続きをしなければなりません。

「特養」は3~6ヶ月以上の長期利用ができて「終の棲家」となることも多いのですが、3ヶ月の利用が一般的な「老健」よりも入居希望者が多く、待機期間が長くなりやすい違いも指摘できます。

まとめ

まとめ

「老健」「特養」の違いを分かりやすく解説しましたが、いかがでしたか?

「老健」とは、「介護を受けながらリハビリも同時に行って、在宅介護への復帰を目指す介護老人保健施設の略称」です。

それに対して「特養」とは、「介護を受けながら長期・終身の生活ができる要介護の高齢者向け施設(特別養護老人ホームの略称)」を意味している違いがあります。

「老健」「特養」の違いを詳しく知りたい時には、この記事の内容をチェックしてみてください。