この記事では、「煮付け」と「煮物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「煮付け」とは?
「煮付け」とは、煮汁と共に煮込みながら、味付けをしていく調理方法、及びそのように作られる料理のことです。
それほど煮汁を多く使う訳ではなく、煮ていると表現できる中ではあぶっているようにも見える調理になり、失敗するとこげてしまうことがある為、それなりの熟練度が求められます。
後述する「煮物」の中でも作るのが難しいとされており、煮汁は適度に都度追加し、それほど使わないことから「煮あげ」と呼ばれることもあります。
「煮物」とは?
「煮物」とは、先の「煮付け」も含む、煮込んで作られる料理の総称です。
たっぷりの煮汁に浸して煮込む調理法は「含め煮」と呼ばれ、そちらも完成すればこの「煮物」と呼ばれます。
他にも、煮込んで料理する目的として、味付けと共に日持ちさせる目的があって煮込むことを「煮締め」と表現し、それによって作られた料理も「煮物」の1つになります。
「煮付け」と「煮物」の違い
「煮付け」と「煮物」の違いを、分かりやすく解説します。
「煮物」は、「煮付け」を含んだ煮込むという調理法によって作られる料理のことです。
家庭料理では、「肉じゃが」がそれの代表的な例になり、「含め煮」によって作られます。
「煮付け」は、あまり煮汁を使わずに煮込むこと、またはそれによって作られる料理がそう表現されます。
「金目鯛の煮付け」といった料理がありますが、金目鯛をそのような調理法で煮込んだもので、お祝い事によく出される料理として有名です。
まとめ
「煮付け」と「煮物」は、このような違いになります。
「煮物」が、煮込んで作られる料理の総称で、その中の調理法の1つが「煮付け」だという関係になると覚えておいてください。
尚、この「煮物」は料理として出される時に、調理の際の煮汁と共に提供され、それと共に味わうものです。