この記事では、「メンマ」と「シナチク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メンマ」とは?
「メンマ」とは、たけのこを乳酸発酵させた食品です。
その後に天日干しした「乾燥メンマ」と、味付けされた「水煮メンマ」に分けられます。
前者はそのまま塩などで味付けをして食べることもありますが、その状態だと日持ちがするので長期の保存に向いており、食べる時には水で戻して味付けし、「水煮メンマ」とする場合も多いです。
ラーメンのトッピングとして有名ですが、お酒のお供として肴にされることも多く、比較的辛い味付けが好まれていることが多いです。
甘辛く煮付けたものも人気で、煮込み汁と共にパッキングされた形での販売もよく見掛けます。
「シナチク」とは?
「シナチク」とは、先の「メンマ」の別称になります。
つまり、物としては同じで、このような呼び方もあるという関係になる言葉同士です。
「シナ」は、中国の昔の呼び方の「支那」からきています。
その中国から伝わった食品で、たけのこの「竹」が「チク」と発音できることから、このような名称でも呼ばれています。
「メンマ」と「シナチク」の違い
「メンマ」と「シナチク」の違いを、分かりやすく解説します。
説明のように、これらは同じ食品のことです。
中国のことを「支那」と呼んでいたのは第二次大戦までのことで、それ以降はあまりそうとは使っていません。
また、この「支那」と呼ばれることを嫌う中国人も多い為、「シナチク」という名称も現在ではあまり使われなくなりました。
これが「メンマ」と呼ばれるようになったのは、「ラーメン上に乗せるマアル(具材のこと)」からだと言われていますが、諸説あるようです。
まとめ
「メンマ」と「シナチク」は、このような関係になります。
今では「メンマ」と呼ぶのが一般的で、「シナチク」は、前述の通り「シナ」という響きがあまりよくない為、無理にそうと使うことはありません。