この記事では、「紫蘇」と「大葉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紫蘇」とは?
「紫蘇」は、「しそ」と発音し、食用にもなる植物です。
中国が原産とされており、この「紫蘇」は、中国語でこの植物を表す言葉そのもので、日本語としては、先の読み方の「しそ」や「シソ」と使われるのが一般的です。
6種類が確認されており、その中で食用に適しているのがアカジゾ、アオジゾの2種類です。
共に葉がそれに利用され、アカジソはその名前の通り、葉が両面とも赤色をしており、梅干に赤く着色する為に使われているのがこれです(人工的な着色は除きます)。
アオジソは、緑色の葉をしている植物で、手巻き寿司の材料や薬味としてよく利用されています。
「大葉」とは?
この「大葉」は、先の「紫蘇」の中の「アオジソ」を食用にする際に使われる言葉です。
よって、植物として存在しているアオジソに対して使うことはなく、「手巻き寿司の材料として、もちろん大葉も用意した」などという使い方になります。
アオジソが生息している状態から葉を摘み取り、食用にすると決めた時点で、この「大葉」と呼べると考えると分かりやすいでしょう。
「紫蘇」と「大葉」の違い
「紫蘇」と「大葉」の違いを、分かりやすく解説します。
「紫蘇」は、日本では「しそ」や「シソ」と使う方が一般的で、食用とされるのはアカジソとアオジソの2種類です。
アカジソは、植物として30センチくらいの高さのものがほとんどですが、アオジソの方は、大きくなると1メートル程度の高さまで成長することがあります。
アカジゾは、主に梅干の着色に使われる用途が有名ですが、それ自体を食することもでき、アオジソは、「大葉」と呼ばれて手巻き寿司には欠かせない材料1つです。
まとめ
「紫蘇」と「大葉」は、このように違います。
「紫蘇」は、通常は「しそ」や「シソ」と表記されることの方が多く、無理に漢字で記載する必要はありません。