この記事では、「書き初め」と「習字」の違いを分かりやすく説明していきます。
「書き初め」とは?
「書き初め」とは、年が変わった後に、初めて毛筆で何かを書くことの表現になります。
学校などの課題でこれが出された場合には、書く内容が決まっていることが多いですが、基本的には何を書いても構わず、字ではなく、絵の類いでも構いません。
新年になって初めて書いたものという意味でも使われる言葉で、書いたものを指して、「それが今年の書き初めだ」といったように用いることもできます。
「習字」とは?
「習字」とは、毛筆で何かを書くことで、「書道」と表現されることもあります。
厳密に言えば、この2つは違う意味になり、「習字」は、毛筆できちんとした字を書くことで、「書道」は、独創性のある作品も含めて使われる言葉となっています。
よって、「習字」とした時には、絵などは含まず、きちんとした形のある字を書くこと、もしくはそのように書いたものという解釈になります。
「書き初め」と「習字」の違い
「書き初め」と「習字」の違いを、分かりやすく解説します。
「書き初め」は、新年になって最初に毛筆で何かを書くこと、書いたものに対して使われる言葉です。
その為、元日に行わなければいけないといったような決まりはありませんが、2月になってからでは、さすがにあまりこのようには表現しないのが一般的です。
「習字」は、きちんとした字を毛筆で書くことです。
「書き初め」は、この「習字」になる場合が多いですが、絵を描いたような場合でも、そう使って構いません。
その為、「書き初め」は、新年に初めて、芸術性も考慮される「書道」を行うことだと考えると分かりやすく、そのように覚えておくといいでしょう。
まとめ
「書き初め」と「習字」は、このように違います。
「書き初め」は、「かきぞめ」と発音し、「かきはじめ」ではないので、この点にも注意してください。