「向上心」と「功名心」の違いとは?分かりやすく解釈

「向上心」と「功名心」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「向上心」「功名心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「向上心」とは?

「向上心」とは?

「向上心」とは、自分の能力、性質などをより優れたものにしようとする心のことを言います。

「向上心のある人」などとよく使いますが、現状に満足することなく、もっと自分を高めていく努力をしている人のことをこのように言うのです。

一方で何も努力せず現状に甘えている人は「向上心がない」と表現されるわけです。

「彼女に向上心を持てと言っても無駄だった」「向上心があれば何とかなるものだ」などと使います。

「功名心」とは?

「功名心」とは?

「功名心」とは、手柄を立てたい、そして名誉を手に入れたいと思う心のことを言います。

「彼は功名心にはやり、大きな間違いをしてしまった」「私はこの活動を自分の功名心の為にやっているわけではない」などと使います。

「向上心」と「功名心」の違い!

「向上心」と「功名心」の違い!

「向上心」「功名心」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉はどちらも現状を変えたいという気持ちがある点では共通しています。

しかし言葉の持つ意味自体が違いますので、混同しないようにしてください。

まず「向上心」ですが、これは現状よりももっと良くしたいという心を言います。

自分の能力、性質といったものを高めたいという気持ちがあることを「向上心がある」と言うのです。

「向上心はより優れたものにする、努力」ということになります。

一方の「功名心」ですが、これは手柄を立てて、名誉を手にしたいという心を意味しています。

「功名心は手柄を立て名誉を手にしたい、野心」となります。

つまり人に対して「向上心がある」は褒め言葉ともなりますが「功名心がある」は使わない方が賢明です。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「向上心」「功名心」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも現状をより良くしたいという思いがあることは共通していますが、意味合いが「向上心は努力」「功名心は野心」となりますので使い分けるようにしてください。